ビースティ・ボーイズ キャリアを網羅した新ベスト盤を10・23発売

 白人ヒップホップグループの草分けで、音楽の枠を超えてユースカルチャーをけん引した「ビースティ・ボーイズ」の、キャリアを網羅した新しいベストアルバム『ビースティ・ボーイズ・ミュージック』が10月23日にリリースされることが3日、発表された。CD、デジタル、2LP(輸入盤のみ)の3形態で発売される。

 ビースティ・ボーイズはアダム・ヤウク(MCA)、マイク・ダイヤモンド(MIKE D)、アダム・ホロヴィッツ(ADROCK)の3人組。1986年にデビューアルバム『ライセンスト・トゥ・イル』がいきなり全米アルバムチャート1位に輝いた。

 全米アルバムチャート1位を4度、グラミー賞を3度獲得。ヒップホップとスケートを含むオルタナティヴカルチャーを融合させ、レーベル「グランド・ロイヤル」やアパレルブランド運営、マガジン創刊など、ユースカルチャーをけん引した。2007年にはフジロックフェスティバルでヘッドライナーを務めるなど日本でも大きな存在感を発揮していたが、12年にヤウクが死去。活動を停止している。

 『ビースティ・ボーイズ・ミュージック』では、30年以上のキャリアにまたがる20曲をフィーチャー。1986年発売のデビューアルバムで、アルバムチャート1位を獲得した『ライセンス・トゥ・イル』から「ファイト・フォー・ユア・ライト」、「ブラス・モンキー」、「ポール・リヴィアー」、「ノー・スリープ・ティル・ブルックリン」。89年の『ポールズ・ブティック』から「シェイク・ユア・ランプ」、「ヘイ・レイディース」、92年の『チェック・ユア・ヘッド』から「ソー・ワアッチャ・ウォント」と「パス・ザ・マック」。

 94年の『イル・コミュニケーション』から「シュア・ショット」と「サボタージュ」、98年の『ハロー・ナスティ』から「ボディ・ムーヴィン」と「インターギャラクティック」、2004年の『トゥ・ザ・5ボローズ』から「チ、チェック・イット・アウト」、11年の『ホット・ソース・コミッティー・パート2』から「メイク・サム・ノイズ」と「ドント・プレイ・ノー・ゲーム・ザット・アイ・キャント・ウィン」が収録される。

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