三浦春馬さんは「自死」、ノート発見も「遺書なし」…事務所が発表【全文】
俳優・三浦春馬さん(享年30)が亡くなって四十九日を迎えた4日、所属事務所のアミューズが公式ホームページで、「警察による検視の結果から死因は自死であるとの報告を受けました」などと、死因について初めて公表した。7月18日に担当マネジャーが三浦さんを発見した経緯についても初めて明らかにされた。
公式HPには、「三浦春馬に関するお知らせ」と題した長文の声明が掲載された。これまで死因や死についての詳細を発表してこなかった理由について、「弊社として大切な仲間との突然の別れに、深い悲しみを覚え混迷する中、その事実を受け止めるべく喪に服しておりました」と説明。「一緒に夢を追ってきた彼のことを、どこまで深く理解できていたのか、スタッフ一同 自問自答しつつ深い自責の念に駆られております」と無念の思いがつづられた。
また、【仕事の進め方について】【三浦春馬の作品について】【お別れの会について】【誹謗中傷に関する改めてのお願い】など6項目にわたり、詳しく説明がなされた。死因が自殺であったことを明らかにした【当日の経緯について】、思いをつづったノートは発見されたが「遺書はなかった」とする【遺書の存在について】の項目について、全文を記す。
【当日の経緯について】
午後から予定されていた仕事に向かうため、約束の時間に担当マネージャーが自宅へ迎えに行きましたが、メール・電話等に返事がなかったので、部屋へ向かいました。インターフォンを鳴らしましたが応答がなかったため、管理会社の方に連絡し、部屋の鍵を開けていただき入室したところ、すでに意識のない状態でした。応急手当をするとともに、すぐに警察と救急に連絡を入れ、病院に搬送されましたが、懸命な救命処置も及ばず14時10分に永眠いたしました。
その後、警察による現場及び時間経過の検証の結果、事件性は確認されず、検視の結果から死因は自死であるとの報告を受けました。
一部報道で「撮影現場に本人が現れないため、マネージャーが不審に思い自宅に確認に行った」と報じられておりますが、仕事の際にはマネージャーが送迎しておりますので、そのような事実はございません。
【遺書の存在について】
警察の現場検証の結果、本人が日頃から役作りなど様々な思いを綴ったノートは自宅から発見されましたが、遺書はありませんでした。
そのノートにも、自死の動機や原因と直接結びつくような内容はなく、また、ファンの皆さま、スタッフ、アーティスト仲間などへ遺した文章や、遺書なども結果として見つかっておりません。