蒼井優「火を消さないように」 ベネチア国際映画祭に「スパイの妻」
女優の蒼井優(35)が9日、都内で行われた映画「スパイの妻」(10月16日公開)の会見に出席した。同作は第77回ベネチア国際映画祭のコンペ部門に出品されているが、新型コロナの影響を受け、現地と東京をリモートでつなぎ公式会見を行った。蒼井は「(現地に)行けなかったのは残念。でも映画はこの状況でも海を渡っていけるんだと、その喜びをかみしめたい」としみじみ。
黒沢清監督(65)も「つながった瞬間は“あっ、ベネチアだ”と思うけど、通信が途絶えると“汐留なんだ”という感じ」という。蒼井は「お祭りやみんなが楽しめることは安心・安全が一番大切。映画祭の火を消さないように。いつもはさんさんとした太陽の下でだけど、今回はいろりの火を囲んで…」と独特の表現で映画祭参加の喜びを伝えた。