小沢氏、河野防衛相の「10月中に総選挙」予想に苦言「図に乗らない方がいい」
国民民主党の小沢一郎衆院議員が10日、公式ツイッターに新規投稿。河野太郎防衛相が米国のシンクタンク米戦略国際問題研究所主催のオンラインイベントで「10月中に総選挙が行われると予想している」と述べたこと受け、「図に乗らない方がいい」「権力の維持しか眼中にない」「コロナによる国民の苦しみを甘く見すぎている」などと苦言を呈した。
小沢氏は「自民党ははしゃいでいるようにさえ見える。あまり図に乗らない方がいいのではないか」と切り出し、「茶番劇のお祭り騒ぎで総裁選を演出、ボロが出ないうちにと総選挙を煽っているが、権力の維持しか眼中にないことを宣伝しているようなもの」と指摘。「コロナによる国民の苦しみを甘く見すぎている」と怒りをつづった。
河野氏は「米国民が(11月3日に)大統領を選ぶ前に、選挙で選ばれた首相がいるだろう」と発言。次期首相就任が有力視される菅義偉官房長官は「こういう状況では解散とか、そういうことではない」などと慎重な姿勢を示しているが、今回の河野発言によって、10月25日の解散総選挙説が再浮上している。