立憲民主、国民民主両党などが結成する合流新党の代表選が１０日午後、東京都内のホテルで行われ、立民の枝野幸男代表（５６）が初代代表に選出された。国民の泉健太政調会長（４６）との一騎打ちを制した。党名は「立憲民主党」に決まった。

　枝野氏は選出後「ここから本当の戦いが始まる。国民の選択肢になる」と述べ、政権交代を目指し与党と対決する決意を表明した。１５日に結党大会が開かれる。

　代表選は新党に参加する国会議員１４９人が投票し、枝野氏は１０７票を獲得。泉氏は４２票だった。

　枝野氏は臨時国会での首相選出後、直ちに新型コロナウイルスや災害への対応を議論すべきと主張。「自分勝手な都合だけで本格論戦から逃げ、衆院を解散するなら正面から受け止める」と、与党をけん制した。