女優・井川遥（４４）が１２日放送のＴＢＳ「王様のブランチ」に出演。ドラマ「半沢直樹」の収録合間に、謎の女将・智美の着物姿で登場した。

　前回ラストで実は元銀行員で中野渡頭取（北大路欣也）の部下だったことが明らかになったことに「驚きましたよね。私も第１０話を知らないので」と笑いながら明かした。「特に私の役柄は原作にないのでどういう風になるのか分からず、（台本）来た？来た？ってマネジャーさんに聞きながらで」と明かした。

　井川は女優人生のターニングポイントになったのが、１８年前に初舞台に挑戦した「ＨＡＫＡＮＡ『いとしの儚』より」で、今回の半沢前編に出演した俳優・山崎銀之丞に世話になったことを明かした。

　「本当に助けていただいて、やり方が分からないときに、銀之丞さんが朝練のように早くに来てくれて、一人語りのところとか『この辺に言ってごらん』とか『自分に言ってごらん、５０メートル先の人に言ってごらん』って、相手役であり保護者のように支えていただいたんです」と振り返った。

　「あの舞台は忘れられないし、しみこんでて、まだ言える台詞があるくらいです」と感謝を語った。

　「板の上の銀之丞さんって色っぽくて、汗かいてセクシーで、惚れ惚れしてました。お礼も言いたかったし。この間、情けない感じで敗北してましたけど」とにこやかに語っていた。

　山崎銀之丞は「半沢」に、太洋証券営業部長の広重多加夫役で出演。カバンをナナメがけし、報酬にうるさいキャラで登場。瀬名洋介（尾上松也）率いるＩＴ企業・スパイラルの担当でありながら、瀬名をだまして買収しようとする電脳雑伎集団の手先となるが、半沢直樹（堺正人）に陰謀を見破られて吊し上げられた。声が裏返り、悲鳴をあげる怪演で人気となった。