橋下氏、長男からたしなめられる「切磋琢磨をコロナ禍でいうべきじゃない」
元大阪市長の橋下徹弁護士が19日、読売テレビの情報番組「ウェークアップ!ぷらす」に生出演。政府の観光支援事業「Go To トラベル」について、長男から自身の考え方をたしなめられたことを明かした。
「-トラベル」では高額なホテルや旅館の利用が多く、安価なホテルでの利用が少ない点が指摘されている。橋下氏は「GO Toトラベル」は地方によって状況は違うので、知事にやり方を任せるべきと持論を展開。縦割り行政打破を謳っている菅内閣に対しても、「Go Toキャンペーン」がトラベルは国土交通省、イートは農林水産省、イベントが経済産業省が担当していることから「縦割りの象徴」とバッサリ。各自治体に任せるべきとした。
また利用に格差があり、高い旅館の方が稼働率が高いと言う話を別の番組でしたときを振り返った橋下氏。「それは仕方がない。各宿の方でサービス向上してお客さんを集めるしかないと。ところが家に帰ると息子が『いや、お父さん違うよ。切磋琢磨をコロナ禍で言うべきじゃないんだ』って」とたしなめられたという。さらに長男とはGo Toトラベルについて語り合い「例えば定額制にして1万円補助とかにすれば、可処分所得の低い人は、ほぼ無料で旅行に行けるわけです。だから『Go Toトラベル』は可処分所得に余裕のある人が使えて、3500円も払えない人は使えないということ。うちの長男、なかなかいいこと言う」としっかりとした息子の考えに驚いていた。
橋下氏は7人の子供にめぐまれ、長男は法学部に在籍。家庭内で日常的に「検察庁法改正案」などの法律や、世間を騒がす時事の話をしていることを明かしている。