昨年のＭ－１グランプリ王者・ミルクボーイの内海崇（３４）が新型コロナウイルスに感染したことが１９日、分かった。所属の吉本興業が公式サイトで発表した。

　サイトによると、内海は１８日の夜、帰宅後に検温したところ、３７・２度の微熱があり、大阪市内の病院で抗原検査を受けた結果、陽性と診断されたという。１９日には保健所からＰＣＲ検査は不要で「陽性」確定との連絡を受けたとした。発症日は１８日という。

　内海は現在、自宅待機中で、相方の駒場孝（３４）も自宅待機しているとした。事務所によると、駒場については濃厚接触者かの認定がされていない状態という。濃厚接触でなかった場合も、自主的に検査を受ける可能性が高いという。

　この日の大阪・ドライブインシアターへの出演を取りやめ、２０日の静岡・沼津の劇場でのイベントが中止になった。２１日に予定される大阪・よしもと漫才劇場への２人での出演も不可能となった。

　１６日の「歌ネタ王決定戦」を制したさや香の石井（３２）が、知人が感染して自身は陰性だったものの、今月はじめから約２週間の活動自粛をしたケースがあり、駒場が陰性の場合も即時の仕事再開は微妙。レギュラーを務めるＡＢＣ・テレビ朝日系「これって私だけ？」（火曜、後８・００）、週に１度収録しているＡＢＣラジオ「ミルクボーイの煩悩の塊」（月曜、深夜０・３０）など、売れっ子の２人だけに影響が出そうだ。

　関係者によると、２人はコロナ流行以降、知人との外食を控えるなど、細心の注意をはらってきたという。内海は自慢の角刈りを整えるために通う大阪市内の理髪店の担当者が高齢男性のため、万一感染させてはいけないと３月から５月まで、「角刈り自粛」を公約して髪を伸ばしたほど。

　当時のツイッターで「散髪屋のおっちゃんと電話で話し合いました！店は開いているんですが、もし僕がコロナに感染していたり、僕を見掛けて店に入ってきてくれた人が感染していた時に、ご高齢のおっちゃんにうつしてしまうのだけは絶対に避けたい」と説明し、「当分僕は角刈りを自粛します！」と宣言していた。