斎藤洋介さん死去 亡くなる前日には来年の仕事の話もしていた

斎藤洋介さん(2017年8月撮影)
「牙狼」に出演した(左から)小西遼生、松山メアリ、斎藤洋介さん=2010年3月27日
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 面長の個性派俳優として活躍していた斎藤洋介さんが19日に亡くなっていたことが20日、分かった。69歳だった。

 所属事務所によると、斎藤さんは19日、都内の自宅で夕食を取った後に体調不良を訴え、救急搬送され、その後、亡くなったという。斎藤さんは、2カ月ほど前に咽頭がんが見つかり切除する手術を受けていた。先週からは術後の再発を防ぐための放射線治療を始めていた。

 事務所関係者は18日に斎藤さんと会い、今後の仕事について話し合っていた。コロナ期間ということもあり、年内はゆっくり治療をして、来年から仕事を再開しようと話したという。デイリースポーツの取材に「おととい(18日)会ったばかりなので、ちょっと実感がわかないですね」と戸惑いを隠しきれない様子だった。

 斎藤さんは1951年7月11日、名古屋市出身。80年のTBS系ドラマ「1年B組新八先生」で初レギュラーを務め、同年の映画「ヒポクラテスたち」にも出演。その後も多くの作品に出演した名脇役だった。人の良さそうなイメージながら、94年のTBS系ドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」では裏表のある体罰教師を演じるなど、幅広い役柄をこなした。また、独特のキャラクターを生かしてフジテレビ系「SMAP×SMAP」では準レギュラーとしてコントに登場するなどした。8月21日に公開されたアクション俳優・坂口拓(45)主演の映画「狂武蔵」にも出演していた。

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