MISIA 「ミュージックナースです!」…医療従事者支援ライブ
歌手のMISIAが20日、東京・国際フォーラムで医療従事者支援を目的とした限定ライブ(1日2公演)を行い、19日からの計4公演で1万人を動員した。同ホールでのライブは2月の東京事変以来となる。
MISIAは、看護師にインスパイアされたというドレスと白いレースのマスク姿で登場。「音楽を通して元気を与えるべく…ミュージックナースことMISIAです!」と自己紹介。3曲目には16日に配信リリースされたばかりの新曲、JRAの馬術競技応援CMソング「君の背中にはいつも愛がある」を初披露した。
新型コロナの感染拡大で、MISIAは6月に開始予定だった全国ホールツアーを延期した。7月からはライブハウスでのツアーを開催してきたが、コロナ禍の中でのホールライブに「私たちが持っている物を活用して助け合う社会を構築していきたい」、「人と人とのソーシャルディスタンスはあっても、音楽を共に楽しんだりすることで心の距離は近づけていきたい」と訴えた。
MISIAは代表理事を務める一般財団法人「mudef」を通じ、医療従事者へ敬意と感謝を伝えるため、都内の医療機関に弁当を届けるプロジェクトを実施してきた。今回のライブの収益も弁当を届けるプロジェクトに使用する。
ライブ後半では、ヒット曲「Everything」「アイノカタチ」も披露し、約1時間のライブは幕を閉じた。