少年隊・錦織と植草が年内でジャニーズ退所 デビュー35周年「最後のワガママ」

少年隊の錦織と植草がジャニーズ退所
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 少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)が、年内いっぱいでジャニーズ事務所を退所することが20日、分かった。公式ファンクラブサイトなどで発表された。東山紀之(53)は引き続き同事務所に所属する。今年でデビュー35周年。それぞれの道に進むことになるが、メンバーたちの意向もあり、「少年隊」の名はこれからもジャニーズ事務所に残すことになった。

 「例えるならば、35年間で殿堂入りに値するほどの実績を地道に重ねてきたグループ」。ジャニーズ事務所は、その功績を称えた。公式サイトで錦織は「最後のワガママのつもりで、この歳になって本当の意味のひとり暮らしをしたいという希望を伝えたところ、快く承諾していただけたことに、心から感謝しています」と感慨をつづり、植草は「酸いも甘いも経験した上で、来年2021年1月よりピュアな気持ちで、新たなスタートラインに立ち、挑戦して行きたいという思いから卒業を決意致しました」と旅立ちへの思いをしたためた。

 ともに歩んできた東山は2人に「親兄弟よりも濃密な35年間を過ごしてきましたし、その中で、誰よりも長い青春時代を2人と過ごせた事を誇りに感じています」と感謝の言葉。「ニシキ!植草!これまでの日々を想い、青春時代を振り返りながら、また3人で語り合いましょう」とエールを送った。

 85年に「仮面舞踏会」でレコードデビュー。高いダンスパフォーマンスを武器にトップアイドルとして時代をけん引した。近年は、ソロ活動がメーンとなり、08年に閉幕したミュージカル「PLAYZONE」を最後に3人そろって公の場に立っていなかった。東山と植草は俳優として活動。錦織は故つかこうへい氏に影響を受け舞台演出家として才能を発揮するなど、各々のスタイルで仕事に邁進していた。

 しかし、昨年7月に恩師であるジャニー喜多川前社長が死去。同9月には藤島ジュリー景子氏(54)が社長、滝沢秀明氏(38)が副社長に就任し新体制に刷新された。タレントたちも若い世代が育ち変遷を遂げる中、デビュー35周年という区切りを迎え、2人は巣立ちのタイミングであると決断したようだ。

 「少年隊」。2人が退所しても、この“屋号”は存続する。生みの親であるジャニーさんは歌って踊れるショービジネスを王道とし、3人はいわばその理想形だった。米国に武者修行にも連れて行き英才教育。デビュー翌年の86年から08年まで23年にわたり「PLAY-」を上演し続けたのも、ジャニーさんの信念を体現していた。恩師の思いの詰まった名前を、3人は後世に残すことを望んだ。「少年隊」の魂は永遠に刻まれ、3人はそれぞれの道を歩む。

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