斎藤洋介さん死去 「ろれつ回らず何度かテイクを」出演作プロデューサーが撮影語る

 個性派俳優として活躍していた斎藤洋介(さいとう・ようすけ、本名・斉藤洋介)さんが、19日に咽頭がんのため東京都内の病院で死去した。69歳。名古屋市出身。葬儀は家族葬を行う。約2カ月前に咽頭がんが見つかり、手術を受けていた。

 8月に公開された斎藤さんの出演作「狂(くるい)武蔵」の太田誉志プロデューサーがデイリースポーツの取材に応じ、撮影当時の様子を明かした。斎藤さんが撮影に参加したのは昨年3月23日。振り込め詐欺の被害が発覚した直後だった。太田氏は「ものすごく痩せられていたので心配していたのですが『食欲なくてね』『いろいろあってね』と多くは語らなかった。ろれつが回らず、何度かテイクを重ねたこともありました」と振り返る。

 分け隔てなく現場を盛り上げている姿が印象に残っていると太田氏。「続編の構想があるので『次作もお願いします』と言った時に『こちらこそ機会があれば』と深く頭を下げられた」と、故人をしのんだ。

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