上沼恵美子、斎藤洋介さん悼む 自宅完成時に胡蝶蘭贈り夫婦で大阪へ「人柄最高」
タレント・上沼恵美子(65)が21日、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」に出演。19日に咽頭がんのため東京都内の病院で亡くなった俳優の斎藤洋介(さいとう・ようすけ、本名・斉藤洋介、享年69)さんを悼んだ。
上沼は「よく(番組の)ゲストに来ていただいて。めちゃくちゃいい方で穏やかで。しばらく1年くらい来られないときがあって、ご病気かなと思ったら、また来られたときに、『オレオレ詐欺に遭ったんですよ』って言うたころに来ていただいて、それが最後でしたけど、急に逝かれましたね。びっくりしました」と突然の訃報に驚きを隠せなかった。
「ものすごい重鎮な感じがするのね、役者さんとして。69歳とは思えなかった。もうちょっといってらっしゃるかと思ってた。ずーっと活躍してらっしゃった」と“生涯現役”だった斎藤さんをしのんだ。
さらに、「10年くらい前に(斎藤さんが)家建てられたんですよ。そのときに私、胡蝶蘭か何かを贈らしていただいたとき、奥さんと2人で大阪までいらして、ごあいさついただいたことあります。『素晴らしい胡蝶蘭ありがとうございます』って。すごいいい奥さまで、いい方にはいい方がつくなと思いましたよね」と思い出を振り返った。
「やさしい。人柄が最高の方ですよね。見てると、本当にやさしくて惜しいなと思う方がばんばん天国に行きますね」と残念がり、「いやあ、なかなかの名優でしたよね。(作品が)締まる。存在感みたいなものがあるのね、セリフなしでも」と演技ぶりを称賛。
「高倉健さんもある意味そうでしたよ。主役の高倉健さんもプラットホームに立ってるだけでポスターになったんですよ。(名脇役の)斎藤洋介さんもそういうとこがあったんですよ。おじさんかおじいさんの役が多かったですけどね。ちょっと老け顔だったから。奥からフッと顔を出すだけでこの作品はクオリティーがポンと上がったね」と続けた。
「嫌だなと思うわ。いい方がどんどん召されていきますね」とため息をついた。