吉田鋼太郎「ただ芝居をやりたい」 1年ぶり舞台で柿澤勇人と初の二人芝居

 俳優・吉田鋼太郎(61)が自身約1年ぶりとなる舞台「スルース~探偵~」(来年1月、東京・新国立劇場)に出演し、俳優・柿澤勇人(32)とともに初となる二人芝居に挑むことが24日、分かった。

 同作は70年にイギリスで発表され、何度も舞台化、映画化された傑作ミステリー。愛人と暮らすため、保険金のかかった自身の宝石を盗むことを妻の浮気相手に持ちかける有名推理作家を吉田が、妻の浮気相手を柿澤が演じ、濃密な心理劇を繰り広げる。

 ドラマには出演していた吉田だが、舞台出演はコロナ禍で2月に途中中止となった「ヘンリー八世」以来となる。“復帰戦”が決まり「1年振りにやる芝居が二人芝居。初めての。で、相手が、やはり幾つかの舞台が中止になり鬱憤を溜めに溜めた狂犬柿澤勇人。不安と緊張がいやが上にも募ります。言い換えれば、武者震いが止まらない、という事です」と待望する胸中を吐露。舞台やドラマで共演を重ね、吉田から高く評価される柿澤も「鋼太郎さんは、早くまたお前と芝居がしたい、と常に言ってくれましたが、嘘では無かったんだなあと思い、本当に嬉しくとても楽しみです」と歓喜した。

 吉田にとって、これほど長く舞台から遠ざかったのは初めての経験。コロナ禍の影響を振り払うべく「演じ手もお客も閉塞感に押さえつけられているなら、先ずそれを跳ね返したい。いつまでも押さえつけられてばかりじゃねーぞ。それが本音です。ただやりたい。ただ芝居をやりたい。それだけです」と、熱い思いをたぎらせた。

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