三宅裕司 “秘密兵器”を公開 「立体透明マスク」で舞台乗り切る「表情みやすく画期的」
俳優・三宅裕司(69)が25日、都内で舞台「世界中がフォーリンラブ」(10月9日初日、東京・サンシャイン劇場)の製作発表会見を俳優・小倉久寛(65)ともに行い、舞台で使う“秘密兵器”を披露した。
舞台は三宅が座長を務める劇団スーパー・エキセントリックシアターの第58回日本公演として行われる。「純愛」をテーマに、現在のコロナ禍をパロディー化。感染するとだれでも好きになってしまう新型ウイルスを巡るドタバタをコメディーに仕立てた。
三宅はコロナ禍の中での舞台決行を「やめるという考えはまったくなかった。政府も対策をしながら、経済を回そうという考え。お客さんを喜ばせる芝居をしてきた劇団がやめる手はない」と説明。公演は密を避け、観客にもマスク着用を求めるが、三宅は稽古から使用している「立体透明マスク」をキャストも使用し「劇場の人、お客さん、スタッフを含め、全員がマスクをしてするお芝居は初めて」と胸を張った。
三宅はマスクは「表情がみやすくて、画期的。音声さんがうまく拾ってくれたら、声もこもらない。これを使うのはスーパー・エキセントリックシアターが初めて」という。
マスクに加え、稽古は密を避けるため、「演出助手が1週間のスケジュールを作って劇団員に送った。リモートで稽古は全員が見られるようにしたが、反応が分からないので、40年間やってきたキャリアだけが頼り。初日になってカットや変更するギャグが出ないよう祈ります」と不安ものぞかせた。
三宅は自身の純愛体験を夫人との結婚を挙げ「小4で知り合い、高3から交際始めて、7回別れて結婚したんだから、純愛を貫いたんでしょう」とニンマリ。小倉も「結婚してって100回言って、結婚したんで」と夫人との結婚を挙げた。
同劇団にかつて在籍していた斎藤洋介さんが今月19日に亡くなったが、劇団からは「ご冥福をお祈りしております」とコメントがあった。