女優の竹内結子（たけうち・ゆうこ）さんが２７日、東京都内の自宅において首をつった状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。４０歳。埼玉県出身。関係者によると、現場の状況から自殺とみられ、警視庁が詳しい経緯を調べている。第一発見者は、昨年２月に結婚した夫で俳優の中林大樹（３５）。遺書は見つかっていないという。

　女優の片瀬那奈（３８）はＭＣを務める日本テレビ系の生番組「シューイチ」で竹内さんを悼んだ。訃報は生放送中に速報で伝えられた。

　竹内さん主演のドラマ「不機嫌なジーン」（２００５年）で共演した片瀬は顔面蒼白（そうはく）で「振り返れないほど、びっくりし過ぎて…」と首をかしげるばかり。

　当時、現場で８時間ほど待つことになった片瀬に、竹内さんが「那奈ちゃんごめんね。ありがとうね」と優しく声をかけたという。

　片瀬は「すごくプロ意識のある方で、すごく穏やかで、りんとしてて。芝居をやってる身からしても『カッコいいな』、『女優さんっていいな』と思える方」、「周りの方をよく見られる方で、すごくさばさばしていて、はっきりものを言いながらもしっかり人に感謝しながら真しにお仕事に向き合う、カッコいい人」と語った。

　映画「コンフィデンスマンＪＰ」シリーズ（１９、２０年）で共演した俳優・小手伸也（４６）は「悲しい、でももっと悲しんでる人がいる、僕は何も知らなかった、気付ける距離にもいなかった」などと動揺をツイート。ドラマ「上流階級～富久丸百貨店外商部～」（１５年）で共演した落語家・桂文枝（７７）はブログで「お綺麗な方でした。ここんところあまりにもお別れする人が多いような気がして淋しい」と悼んだ。

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