竹内結子さん 40歳で急逝…1月に次男出産したばかり 人気芸能人相次ぐ死
女優の竹内結子(たけうち・ゆうこ)さんが27日、東京都内の自宅において首をつった状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。40歳。埼玉県出身。関係者によると、現場の状況から自殺とみられ、警視庁が詳しい経緯を調べている。第一発見者は、昨年2月に結婚した夫で俳優の中林大樹(35)。遺書は見つかっていないという。
明るく気さくな人柄で愛され、公私ともに順調に見えた人気女優に、何が起きたのか。
捜査関係者によると、竹内さんは前夜、長男(15)、1月に生まれたばかりの次男を含む家族4人で食事をし、自宅内の2階に上がった。その後2階に上がった中林が、クローゼットの中で首をつり、ぐったりしている竹内さんを発見。午前2時頃に119番し、搬送された病院で死亡が確認された。
NHKは中林が「昨日も普段と変わらない様子だった。思い当たることはない」と話していると報じた。
所属事務所はこの日、公式サイトで死去を発表。「あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然としております」と、衝撃の大きさを伝えた。
都内の自宅マンションには報道陣約30人が集まり、捜査員や関係者とみられる人物の乗った車が出入りした。管轄の警視庁渋谷署からは午後2時過ぎ、竹内さんの遺体を乗せた車が出発した。
96年に女優デビューした竹内さんは、99年にNHK連続テレビ小説「あすか」のヒロインに選ばれブレーク。月9ドラマ「ランチの女王」や映画「いま、会いにゆきます」などのヒット作を連発し、作品の途切れない売れっ子だった。
7月に映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」が公開されたが、撮影は昨秋。次男誕生後は育児とコロナ禍で女優業をセーブし、ナレーションなど拘束時間の少ない仕事に限定していた。中林はTBS系ドラマ「キワドい2人」の出番を撮り終え、夫婦ともにオフ期間だった。
最後の公の場は今月1日、6年連続でCM出演する「サッポロ一番」のイベント。「-プリンセス編」が結果的に遺作となった。
7日に発売された雑誌「LEE」のインタビューでは「今回、たっぷり時間があって家族と向き合って、自分の人生をもう少し大事にしてもいいんじゃないかなと思えました」と、コロナ禍での心境の変化を語っていた竹内さん。三浦春馬さん、芦名星さんに続き、また1人、本当の胸の内を明かすことなく逝ってしまった。
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