半沢の父・鶴瓶「意味分からんと土下座したら」大ヒット…7年越し大和田との因縁描かれ
笑福亭鶴瓶が27日深夜にMBSラジオ「ヤングタウン 日曜日」に出演。同日に放送されたTBSドラマ「半沢直樹」最終回で、自身が2013年の前作で演じた半沢直樹(堺雅人)の父・慎之助と、大和田暁(香川照之)の因縁が描かれたことに、「もう忘れられてるけど、俺は半沢直樹に出てるねんで」と語った。
「回想シーンやろ、大和田にえらい怒られて土下座してるところか。半沢は俺の土下座から始まんねんから」と振り返った。
ただ撮影当時は「雨の中で意味分からんと土下座したけど、ほんまあのとき、台本もそこまでできてなかった」と明かし、福澤克雄監督らスタッフに頼まれて出演した経緯を説明した。放送開始の1カ月前に撮影した当時は「あんなすばらしい作品になるとは思わへんかった」といい、「えらいことなったなと思ったんは(放送開始後に)ハワイでマッサージのおばちゃんにサインしたら『上に半沢の父って書いて』って言われて、何のこと?って聞いたら、すごいことになってた」と語っていた。
前作で鶴瓶が演じた慎之助は、半沢の中学時代、金沢でネジ工場を営んでおり、産業中央銀行(現東京中央)の大和田から工場を担保に入れた融資を持ちかけられ、応じた後に、貸しはがしにあって、命を絶った。その後、地元信金に工場と家族は救われるが、半沢が採用面接で銀行への恩返しを語って入ったのは産業中央だった-との因縁が描かれた。