伊勢谷被告 保釈 4秒間頭下げ「ご迷惑おかけして 申し訳ありませんでした」

保釈され、謝罪の言葉を述べる伊勢谷友介被告
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 9月8日に大麻取締法違反(所持)の罪で逮捕、起訴された俳優の伊勢谷友介被告(44)が30日夜、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。保釈保証金は500万円。29日の起訴後に弁護人が保釈を請求し、東京地裁が30日に認める決定を出した。黒のスーツ姿の伊勢谷被告は「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と約4秒間頭を下げた。伊勢谷被告は大麻の入手先は黙秘しており、今後の裁判での発言が注目される。

 まるで舞台あいさつに出るかのようなカッチリしたスーツに身を包み、逮捕から22日ぶりに、伊勢谷被告が姿を現した。

 午後7時30分。黒のスーツに黒のネクタイを締め、ビシッと固めた七三ヘア。待ち構える報道陣200人の前に歩を進めた。正面入口から約10メートルほど前に出て、真っすぐ前を見据え「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪。しっかりとした口調で反省の言葉を述べると、深々と4秒間、頭を下げた。精かんな顔は、やややつれ、ほおはこけていた。

 報道陣の呼びかけには応えることなく、保釈20分前に到着した黒のワンボックスに乗り込んで署を後に。車はその後、都内の弁護士事務所に向かった。

 湾岸署前には、テレビカメラ20台が集結。報道陣以外にもファンや犬の散歩をする通行人も保釈の瞬間を見届けようと集まるなど、周辺は騒然とした。

 起訴状によると、8日に東京都目黒区の自宅で乾燥大麻4袋(約13・17グラム)を所持したとしている。同日に現行犯逮捕され、29日の起訴後に弁護士が保釈請求。この日、請求が認められ、保釈金500万を納付した。

 29日には弁護士を通じて直筆の謝罪コメントを発表。「すべては私自身の奢り、未熟さや愚かさ、役者、及び経営者としての責任感の欠如により引き起こした事態です」と反省の言葉を並べ、「一社会人として社会的制裁をしっかりと受ける所存であり、失われた皆様のご信頼を一日でも早く取り戻せるよう、努力していく覚悟でおります」とコメントしていた。

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