爆問・太田 法廷“劇場”入廷即プシュー!披露「伊勢谷友介」名乗り…やりたい放題

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(55)が、出身校の日本大学芸術学部に裏口入学したとの虚偽の記事を「週刊新潮」に掲載され名誉を傷つけられたなどとして、発行元の新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた民事訴訟の口頭弁論が1日、東京地裁で行われ、太田が原告側の証人として出廷した。冒頭の宣誓で「伊勢谷友介」と名乗るなどギャグやパフォーマンスを織り交ぜた“劇場”を展開。4時間に及ぶ裁判で、裏口入学との自覚はなかったことを改めて主張した。この日で口頭弁論は終結、12月21日に判決が言い渡される。

 厳粛な法廷でも“芸人・太田光”を貫いた。グレーのスーツ姿で入廷した太田は傍聴席に向け、両手を顔の前にメガネのように当てた後で指をさす持ちギャグ「プシュー!」をお見舞い。裁判長、書記官、代表カメラに向けても連発し、テレビ番組の冒頭のような流れとなった。

 証人尋問前には「ウソをつかず、何事も正直に話すことを誓います」と宣誓したが、直後に「伊勢谷友介」と名乗り、いきなりのウソ。自身を「言ってみれば、天才です」と自賛しつつ、「両親から『いろんな人と出会いがあるから』と(進学を)勧められましたが、結局(相方の)田中ぐらいでした」とジョークも飛ばした。

 一方で、裏口入学をしたという自覚を問われると「ないです」とキッパリ否定。2012年に死去した父・三郎さんが800万円を渡したとの報道には「(三郎さんが)亡くなっているし、絶対にないとは言えない」とした上で、三郎さんが暴力団員と関わりがあったかのような報道に怒りを示し、「ひきょうな手を使って入学したように感じられ、インチキだと思われるのは非常にイメージダウン」と被害を訴えた。

 裁判長から質問に対する回答が長いと指摘されると「長いよね~」とおどけた口調。裁判は予定を1時間ほど上回る約4時間にわたって行われ、途中で15分の休憩を挟む“2部制”。午後にテレビ番組の収録を控えていた太田だったが、そんな事情もお構いなしの“大立ち回り”だった。

 また、原告側の証人として、太田の高校時代の担任教諭と演劇部顧問教諭も出廷。担任は当時の太田について「入試に十分受かる力があった。裏口入学との記事を読んで驚いた」と話した。被告側の証人としては、当時の「週刊新潮」の編集長と記者2人が出廷。記事内容には自信があることを主張した。太田夫人で事務所社長の光代さんも傍聴した。

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