デザイナーの高田賢三さんが新型コロナウイルス感染のため、４日にパリで亡くなった。８１歳だった。この訃報に、日本の芸能界からも悲しみの声が広がっている。

　歌手の加藤登紀子はツイッターで「ショックです。山本寛斎さんの死去に続き、画期的なファッションを切り開いた巨人の死。パリでお世話になったので、本当に寂しいです」と悲しみの投稿。

　パリ在住の作家でミュージシャンの辻仁成はツイッターで「親交のあったデザイナーのＫＥＮＺＯ、高田賢三さんが、コロナが原因で亡くなられました。尊敬していただけに、悲しい。物静かな優しい方でした」と追悼した。

　演出家の宮本亞門氏もツイッターで「嘘でしょ『これから僕はもっと頑張る』っておっしゃっていたのに。父性も母性も兼ね備えた、こんな愛おしい人、会った事ありません。ご冥福をなんてまだ言いたくありません。高田賢三さん、また会って、シャンパン飲みましょう！あなたの笑い声が聞きたいです」と無念さをにじませた。　モデルの冨永愛はインスタグラムで生後６カ月の息子と歩いたパリコレの写真をアップ。「高田賢三さんの訃報を知り、悲しみに暮れています。今年は訃報が多く胸がえぐられる思いです…」と悲しみをつづり、英国在住のミュージシャン、布袋寅泰もインスタグラムで「もうお会いできないなんて寂しすぎる」と投稿。布袋と賢三さん、三宅一生さん、菊池武夫さんの４人が写った写真を披露し「ミックとレノンとボウイが集まったかのような神々しい宴だった」と悲しみの中振り返っていた。