橋下氏、学術会議「戦犯」前会長の京大前総長と「おかしいこと学者は分からんのかね」
橋下徹弁護士が7日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が日本学術会議から推薦を受けた新会員候補者6人の任命を拒否した件について、「今回の一番の戦犯は山極寿一学術会議前会長・京都大前総長だな」と、9月末まで同会議会長を務めた山極氏の名前をあげ、「彼は人事というものをまったく分かっていない学者。彼は政治と戦う姿勢にこだわって任命権者である官邸との事前協議をしなかった」と論じた。
橋下氏は「通常、任命権者は事前協議などせずに人事を行う。しかし学術会議会員についてはその独立性を考慮して会議の推薦に基づいて総理が任命するとした。つまり総理にとって本来必要のない事前協議を必要としたのである」と政府と学術会議の関係を指摘した。
そのうえで「学術会議側が事前協議に応じないのであれば原則に戻り任命権者が任命拒絶まではできる。あとはその理由が問題になるだけ」と菅首相には任命しなかった説明を行う必要はあるとした。
ただし「学術会議の推薦どおりに総理が任命する『義務』があるなら、それは学術会議に任命権があることに等しい」と指摘し、「それがおかしいことくらい学者は分からんのかね」と投稿。「問題は任命拒否の理由に国民が納得するかどうか。違法・違憲かどうかの法的問題ではなく、支持率がどうなるかの政治的問題」とした。