豊島竜王「20手で終盤」激戦制して白星スタート 初防衛に向けて安ど

 将棋の羽生善治九段(50)が豊島将之竜王(30=叡王との二冠)に挑戦する、第33期竜王戦七番勝負第1局第2日が10日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で指され、豊島竜王が同棋戦史上最短手数の52手で勝利。タイトル通算100期に挑む羽生九段は完敗発進ながらも、次局以降の巻き返しを誓った。

 激戦を制して白星スタートとなった豊島竜王は、念願のタイトル初防衛に向け「激しい戦いになって、難しい将棋だったかなと思います」と安どの表情で話した。超急戦模様の序盤については「矢倉の出だしになったらこの指し方を指すつもりでいました」と作戦通りだったことを告白。超短手数での決着には「20手ぐらいで終盤になっているので、結構難しい、いろいろ考えないといけない将棋だったと思います」と振り返った。

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