前川喜平氏 河野大臣「学術会議」行革断行を批判「政府部内で検討すべきことではない」
元文部科学事務次官の前川喜平氏が9日付ツイッターで、河野太郎行革相が「聖域なく見ていく」と日本学術会議を行革の点検対象として検証すると表明したことに、「日本学術会議のあり方を議論するなら、国会に調査会を置くべきだ」と主張した。
「政府部内で検討すべきことではない。行政改革推進会議や総合科学技術・イノベーション会議で議論すべきことでもない」と指摘した。
河野氏は、日本学術会議に年間約10億円の国費が支出されていることや、事務局の定員約50人などについて、検証するとしている。
前川氏は「梶田学術会議会長は菅首相に直談判して、6人の任命拒否の具体的な理由を問い質したらいい。でも、ちょっと心配だから、助さんと格さんを連れて行った方がいい」ともツイートしている。