歌舞伎俳優の市川海老蔵（４２）が１１日、新潟市内でアンバサダーを務める新潟米「新之助」の新ＣＭ発表会に出席し、長男の堀越勸玄（７）と稲刈りを行った。

　新潟は２０１７年に死去した妻・小林麻央さん（享年３４）の故郷であり、勸玄がブランド名と同じ名跡・市川新之助を襲名することが縁で、昨年６月に海老蔵らが田植えを行った。コロナ禍で襲名は延期となっている現状だが、初の稲刈りに勸玄は「ちゃんと手を切らないでやれて、うれしかったです！」と笑顔で話した。

　９月スタートの全国公演「古典への誘い」の演目で、海老蔵は五穀豊穣を祈る踊りを披露している。思いを聞かれ「希望や元気の種を各地でまくように公演をしたい。『新之助』も自分で植えて自分で刈る、そして食べるということはシンプルで重要なこと。そういった体験が、子供たちの成長に繋がればいいなと思っています」とうなずいた。

　今回の新ＣＭには海老蔵が出演。本来なら勸玄が八代目市川新之助を襲名していた時期だけに「ピンチヒッターで呼んでもらったのかなと思う」と笑わせつつ、「来年、再来年は上手くせがれにパスできればと思います」とパパの顔で語った。