筒美京平さん「サザエさん」「怪物くん」から2010年代まで 多くのアニメも彩る

 作曲家の筒美京平さんが7日に死去したことが12日、分かった。80歳だった。「また逢う日まで」、「魅せられて」など、無数の歌謡曲のヒット、あるいは「スニーカーぶる~す」などのアイドル歌手への提供作品が思い浮かぶが、印象深い“アニメソング”も多く生み出している。

 まず、誰もがメロディーを思い浮かべられるであろう名作が、現在も放送されている長寿アニメ「サザエさん」。日曜日の夕方になると、テレビから流れるあの曲は、番組公式ツイッターによると69年の番組開始から使用されているという。

 60年代では、1作目の「怪物くん」テーマ曲「おれは怪物くんだ」、また同じく第1作の「パーマン」挿入歌「パーマン2号はウキャキャのキャ」を手掛けている。

 80年代に入り人気になったロボットアニメでは、「重戦機エルガイム」の前後期オープニング「エルガイム-Time for L-GAIM-」、「風のノー・リプライ」などを生み出した。「エルガイム-」は王道のロックチューン。「風のノー・リプライ」は切ないメロディーの作品となっている。

 2010年代も竹達彩奈に「齧りかけの林檎」(「デンキ街の本屋さん」OP)、飯田里穂に「青い炎シンドローム」(「デジモンユニバース アプリモンスターズ」ED)を提供した。

 本稿で挙げたものは、あくまで一部。これだけを振り返っても約半世紀にわたって、アニメ界も筒美さんの楽曲が彩ってきたことが分かる。

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