金子勝教授 6人を見ずに「総合的俯瞰的」に判断することは不可能
立教大学特任教授で慶応大学名誉教授の金子勝氏が13日、ツイッターに新規投稿。日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否し、自身が決裁する段階で6人は除外されており105人全員分の推薦者名簿は「見ていない」と述べたことについて触れた。
金子教授は「【名簿を見なかった問題】」とし、「スガ首相が日本学術会議会員6名が選考から漏れた事を事前に把握していた。除外の判断に杉田和博官房副長官が関与していたことも判明。それでも6名を見ずに『総合的俯瞰的』に判断することは不可能だ。そして法律違反である。ただちに6名を任命せよ」と投稿した。
菅首相は5日の内閣記者会のインタビューで「推薦された方をそのまま任命する前例を踏襲していいのかを考えた」と説明。9日のインタビューでは「推薦段階の(105人の)名簿は見ていない」と述べていた。