北大・永田教授 学術会議「押しかけてきた」ツイートを訂正

 北海道大学の永田晴紀教授(工学研究院 機械・宇宙航空工学部門 宇宙航空システム)が14日、自身のツイッターに投稿し、今月6日のツイートについて訂正した。

 永田氏は、同大名誉教授・奈良林直氏が「国家基本問題研究所」に5日付で投稿した「北大は2016年度、防衛省の安全保障技術研究推進制度に応募したが、学術会議が2017年3月24日付の『軍事的安全保障研究に関する声明』で批判した。学術会議幹部は北大総長室に押しかけ、ついに2018年に研究を辞退させた。」とする記事を引用。「なるほど。そこまでやってたのか。本学の判断が急転直下した理由が理解出来た。」とつづっていた。

 しかし、「国家基本問題研究所」が12日に「当初の原稿では『学術会議幹部は北大総長室に押しかけ、ついに2018年に研究を辞退させた』としましたが、学術会議幹部が北大総長室に押しかけた事実はありませんでしたので、『学術会議からの事実上の圧力で、北大はついに2018年に研究を辞退した』と訂正します。」と記事を改めて掲載。永田氏もこれに合わせて「奈良林先生が記事を訂正されたとのことで、『幹部が総長室に乗り込んで』という事実は確認出来なかったようです。『そこまでやってたのか』を取り消してお詫び申し上げます。」とツイートの内容を訂正した。

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