橋下氏「サンモニだったら真逆」軍事科学研究賛成88%に感謝
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が18日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、「自衛権の研究」に言及した。
番組では日本学術会議が1950年に出した声明「戦争を目的とする科学の研究には絶対に従わない」、67年の「軍事目的のための科学研究を行わない」、2017年の「50年、67年の声明を継承する」について、自民党の小野寺五典元防衛相、立憲民主党の幹事長代行・渡辺周氏と討論。橋下氏は「真正面から『自衛権の研究は日本の国に必要じゃないか』っていうことを学者たちと議論してもらいたい」と持論を展開した。
渡辺氏はこれには同意。渡辺氏も「今になら(学者に強制的に研究させることに)歯止めをかけられますので」と前提条件を示した上で「研究しない自由、する自由があっていいと思います」と理解を示した。
この日、番組では「軍事科学研究」について視聴者投票を行い「推進すべき」が88%、「現状のままでいい」が7%、「やめるべき」が5%という結果だった。この数字に橋下氏は「いつも言ってますがTBSの『サンデーモーニング』だったら真逆になると思います。国民は現実を見てますよ」。政府には批判的な裏番組をチクリと刺した。
番組のエンディングでも「うれしいです。軍事研究、ぼくは『自衛権研究』だけど、88%の方が推進していくべきと考えているのは極めて現実的だと思います」と視聴者に感謝していた。