乙武氏、ロジハラに驚く「ロジックを持って話すことさえハラスメントに?」
作家の乙武洋匡氏が21日、TBS系「グッとラック!」で、ロジカルハラスメント(ロジハラ)について「ロジックをもって話をすることさえハラスメントと言われることに驚いた」と正直な気持ちを語った。
番組では正論をふりかざし、相手を追い詰め不快な気持ちにさせる行為や、正論で自分が優位に立とうとする行為とされるロジハラについて特集。会社の上司から受けた被害や、夫からの被害などを体験者のインタビューを交えて紹介した。
このロジハラに異論を唱えたのが乙武氏。VTRで登場すると「ロジックを持って話をすることさえハラスメントと言われちゃうんだと、まずは驚きました」とコメント。
「相手に論理的に詰められて辛い思いをされた方がいるのは事実だと思う」としながらも「ただこの国は感情や空気が重要視されがちで、科学的事実、データに基づいてなくても感情的にどんどん流されていきがち。データに基づいたらこうじゃないの?というのはめちゃめちゃ重要だと思いますし、そういう人の意見にしっかり耳を傾けていける社会であってほしい」とも訴え、ロジカルに意見することは、感情論に流されないためにも必要だと訴えた。
ただ乙武氏自身もロジカルな物言いをするといい「言い方に工夫する必要はあるのかな」と反省も語っていた。