米山隆一氏、菅氏著書からの削除部分は「文春の判断」の田崎氏解説に「あり得ません」

 米山隆一元新潟県知事が26日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が自民党の野党時代に刊行した単行本を改訂した新書「政治家の覚悟」(文藝春秋刊、20日発売)で公文書関連の記述が削除されたことについて、ジャーナリストの田崎史郎氏が「旧民主党政権を批判した文章を出すのはよくないと文春側が判断して割愛した」とテレビ番組で解説したことに「まずあり得ません」と指摘した。

 米山氏は「菅総理の著作の著作権は当然ながら菅総理にあり、文春が菅総理の了承を得ずに勝手に一部を削除するなどと言う事は、まずあり得ません」と田崎氏の説明に疑問を呈した。その上で、同氏は「政権擁護の為なら、どんな無茶でもいう人の言を、何故有難がらなければいけないのかと思います」と局側にも苦言を呈した。

 菅氏は2012年発売の単行本「政治家の覚悟 官僚を動かせ」で民主党政権に対して「議事録は最も基本的な資料。その作成を怠ったことは国民への背信行為」とつづったが、自民党政権で公文書の改ざんが明るみに出た際に、同箇所はネット上などでも「ブーメラン」として引用された経緯もあり、今回の新書版で記述の有無が注目されていた。

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