蓮舫氏が苦言 菅首相の所信表明に「何を為されたいのか、伝わってきませんでした」

 立憲民主党の蓮舫参議院議員が26日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相がこの日、招集された臨時国会で就任後初めての所信表明演説を衆院本会議で行ったことを受け、「何を為されたいのか、国家観や国民のためにどんな働きを目指すのか、が伝わってきませんでした」と評した。

 蓮舫氏は「25分の菅総理の所信表明演説」と切り出し、「各省庁からそれぞれ2、3行ずつのアピール原稿を集め短冊状に束ねた永田方で言う『短冊原稿』そのもの」と指摘。「何を為されたいのか、国家観や国民のためにどんな働きを目指すのか、が伝わってきませんでした」と苦言を呈した。

 さらに、同氏は「衆参本会議場共に、自民公明議員からの拍手がまばらなのが印象的です」とつづった。

 菅首相は所信表明演説で2050年に国内の温室効果ガス排出を実質ゼロにすると宣言。行政のデジタル化を推進し、行政への申請で押印を原則廃止する考えなどを示したが、日本学術会議の会員任命拒否問題には言及しなかった。

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