前川喜平氏、大阪都構想について指摘「ホンマは区構想。大阪府を都にするんやない」
元文部科学事務次官の前川喜平氏が26日、ツイッターに新規投稿。大阪市を廃止し、4特別区を新設する「大阪都構想」の住民投票(11月1日投開票)を前に、「都構想」という名称から受けるイメージを「ホンマは区構想」と指摘することで打ち消した。
前川氏は「都構想て、ホンマは区構想」と切り出し、「大阪府を都にするんやない。ホンマは大阪市を区にするんや。みんなようわかってや。騙されんといてや」と、大阪弁で見解をつづった。
大阪都構想の住民投票を控え、共同通信社が25日までに市の有権者対象の電話世論調査を実施した結果、都構想への賛成は43・3%、反対が43・6%と拮抗。9月上旬の前回調査では賛成が10ポイント近く上回っていたが、反対がわずかに逆転した。都構想に関する府と市の説明に70%が「十分ではない」と回答するなど、ここにきて慎重な反応が出てきている。