次期朝ドラ「おちょやん」は「レベルがちがう」子役にも注目 プロデューサー絶賛
女優・杉咲花がヒロインをつとめる次期NHK連続テレビ小説「おちょやん」(30日スタート、月~金曜、前8・00)の第1週放送分が2日、報道陣に公開され、制作統括の櫻井壮一プロデューサーが会見を行った。
30日から放送が始まる朝ドラ「おちょやん」は、大阪を舞台に、昭和の戦前から戦後の激動の時代を喜劇女優として活躍した女性の人生を描く。第1週放送分は、ヒロイン・竹井千代の幼少期が描かれ、千代を子役の毎田暖乃(9)が演じる。
毎田は千代の明るい性格や、つらい環境を乗り越えていくたくましさを表情豊かに表現した。幼い頃に母を亡くした千代は、家事や幼い弟の世話を娘にまかせっきりにする駄目な父親と3人で貧しい家に暮らす。トータス松本が演じる駄目な父・テルヲを小さい体で怒鳴りつける場面では、どぎついといわれる河内地方の大阪言葉で、巻き舌を使いながら迫力ある演技を披露した。
毎田は、オーディションで約500人の中から選ばれた。櫻井プロデューサーは「見た瞬間にこの子しかいない」と感じたという。相手役の芝居を見ながら演技できる子役がほとんどいなかったという中で、「(毎田は)最初からできていた。レベルがちがう」と絶賛した。毎田は昨年の朝ドラ「スカーレット」にも出演していた。
ヒロイン千代の幼少期が描かれるのは第2週まで。第3週からは杉咲花が8年後の千代を演じる。