立憲民主党の辻元清美衆院議員（６０）が４日、衆院予算委で同じたたき上げの菅義偉首相（７１）と同意見だとし、菅首相が過去にビラまでまいて政治家の世襲制限を訴えていたと指摘し、改革を進めるよう求めた。

　その中で、辻元氏は「立派な方もたくさんいらっしゃいますが、えらいこの人ボンボンちゃうかと思う人もいてる。２０人いてはる大臣のうち１２人が世襲の方だ」「総理大臣候補もみんな世襲の方」と菅首相の背中を押すように語り続けたが、突然、傍らの麻生太郎財務相（８０）に「麻生大臣！まだまだ頑張れると思いますけど、ご勇退されたら息子さんを出したいですか？」と質問した。

　これに麻生氏は「予定外の質問で、通告受けてないね？必要あるかないか私が決めますから。後継ぎをさせるかどうかって意味ですか？」と述べた後に、「まだ引退すること考えてないから」と切り返してニヤリとし、議場に笑いが起こっていた。