竹中平蔵氏 松井大阪市長に「菅総理も高く評価」「国政に出て」
元経済財政担当相でパソナ会長の竹中平蔵氏が8日、読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。松井一郎大阪市長に国政へのラブコールを送った。
維新が提唱してきた大阪都構想は住民投票で再び破れ、2023年4月の市長の任期満了をもって政界を引退すると表明している松井氏。しかし、菅義偉首相のブレーンとされる竹中氏は「ぜひ、私、松井さんにお願いしたいんだけど」と切り出し、「政治家としてのケジメっていう言葉がありますし、今回、市長をひかれる、っていうのはそれはそれで理解できるんですけど、私は、政治家としての能力、これは菅総理を含めて、みんなものすごく高く評価してるんですよ」と持ち上げた。
そして「私ね、少し期間おいてね、国政に出ていただきたいんです」と訴えると、松井氏は一瞬、『いやいや…』という表情をしたものの、思わず口元が緩み、この上ない笑顔を浮かべた。
竹中氏は続けて「そもそも(大阪のように)政令市、っていう制度がおかしい。政令市が明らかに都道府県とダブるわけで、政令市の制度を変える、それは国政でしかできないので、政令市の制度そのものを替える、その先に、道州制を実現する、そういう大きな選択に挑戦してほしい」と国政への進出を訴えていた。
松井氏は竹中氏の呼びかけに対し、具体的に答える場面はなかった。