元内閣審議官、元経産官僚の古賀茂明氏が１０日、ツイッターに新規投稿。日本学術会議が推薦した新会員候補６人の任命を菅義偉首相が拒否した問題について、「今後関係者のスキャンダル情報が様々な形で流されるだろう」と予測した。

　古賀氏は「任命拒否の理由を聞いてはいけない　それなりの理由があれば仕方ないという議論につながる」と現状の議論のあり方に疑問を示した。古賀氏はＡＥＲＡ．ｄｏｔに「『法律に書いていない』任命拒否の理由はいかなるものも認めてはいけない」との原稿を寄せている。

　古賀氏はツイッターに「政府は任命拒否した６人について徹底した身辺調査を行っている　ガセネタを週刊誌に流し、それなら任命拒否も仕方ないという世論を作る　任命拒否への世論の批判は沈静化する」と政権側の思惑を予測。

　続く投稿で、「学術会議会員候補任命拒否の関連で、今後関係者のスキャンダル情報が様々な形で流されるだろう　調査していたら、たまたまその周辺の人の犯罪などがわかってしまったというケースもあるはずだ　今後、学界にまつわる不祥事が出てきたら、なぜそれがわかったのかについて説明を求めた方がよさそうだ」と記した。