森喜朗会長今後も“安倍マリオ”と協力強調「マリオにはヨッシーという頼れる仲間が」
安倍晋三前首相は16日、都内の五輪ミュージアムで国際オリンピック委員会(IOC)が五輪ムーブメント推進に功績があった人物に授与する「オリンピック・オーダー」の授賞式に出席した。日本人受賞者は4年ぶり63人目で、歴代首相では初めて。来日中のトーマス・バッハ会長、組織委の森喜朗会長らも出席した。
安倍前首相と協力しながら、大会開催準備を進めてきた森会長もスピーチに立ち、「新型コロナウイルス感染症により、大会は1年延期となりましたが、私たちの願いは、夢は変わっておりません。バッハIOC会長が、安倍前総理が議長としてお迎えされた大阪G20首脳会合で、『オリンピックは平和な競争で世界を一つにできる』と述べられておりました、一年延期を耐えた世界のアスリートが東京に集い、全力を尽くして競い合い、お互いの健闘を讃え合う姿は、きっと世界が人的交流を再開し、人々の絆を再生させるきっかけとなるはずであります」と、来年の開催に改めて意欲。
そして、「2016年のリオデジャネイロ大会閉会式では、安倍前総理がスーパーマリオに扮した、アベマリオが世界を驚かせました。ゲームの世界では、マリオにはヨッシーという頼れる仲間がいました。私の名前は喜朗でありまして、ヨッシーであります。これからも安倍マリオと森ヨッシーのように助け合いながら、東京大会の成功に向けて、IOCや関係者の方々と共に、力を尽くしていきたいと思います」と、今後も“安倍マリオ”と共闘していくことを誓った。
安倍前首相は首相退任後、組織委の最高顧問を務めている。