歌手の近藤真彦（５６）が、芸能活動を無期限自粛することが１７日未明、分かった。所属のジャニーズ事務所から発表された。近藤は１２日発売の「週刊文春」で、２５歳年下の女性社長・Ａ子さんとの５年にわたる不倫が報じられており、同事務所が本人に事実確認したところ、交際を認めたという。１６日、近藤自ら活動自粛の申し入れがあったため、同事務所が無期限の謹慎処分を決めた。

　謹慎処分を受け、近藤は「この度の件では、家族、関係者の方々、なにより応援してくださっているファンの皆様を裏切ることになり、大変申し訳なく思っております。相手の女性にもご迷惑をお掛け致しました」と謝罪。「家族とは、話し合い、謝罪し、理解してもらいました。昨日、芸能活動を自粛させていただきたい旨を事務所に申し入れました。皆様の信頼を回復できるよう、自分を見つめ直し精進いたします」とコメントした。

　「週刊文春」によると、２人の出会いは２０１５年の３月中旬で、近藤の告白に対してＡ子さんは当時交際していた男性と別れ、近藤との交際を選択したという。近藤は１９９４年に一般女性と結婚。２００７年１０月には第１子男児が誕生していた。

　ジャニーズ軍団の“長男”として、事務所をけん引してきたマッチ。思いも寄らぬ不倫報道を受け、同事務所が事情聴取し、事実と判明した。所属タレントたちにとって手本であるべき存在だけに、事務所は厳しい処分を検討。１６日に本人が「一連の出来事に対する責任を取り、芸能活動を自粛したい」と申し入れた。

　同事務所は公式サイトで「家庭を持つ一社会人による振舞いとして大変軽率であり、自覚と責任に欠ける行動であったと弊社といたしましては重く受け止めております」と謝罪。今年は歌手デビュー４０周年で、メモリアルイヤーを華々しく迎えるはずだったが、事務所は活動自粛期間に改めて周囲への感謝や自身の立場に対する理解を深めることを求め、「多くのタレントやジャニーズＪｒ．の先輩という立場にふさわしく、皆様より信頼していただくことができる人間を目指して精進してまいります」とつづった。