原口氏が抗議 オバマ氏の鳩山元首相評…TV報道に「誤訳」「嘘」「悪質印象操作」

 立憲民主党の原口一博衆院議員が18日、YouTubeに動画を投稿。米国のオバマ元大統領が発売した回顧録に、鳩山由紀夫元首相について触れた記述があることを伝えたテレビ局の報道の中に「誤訳」「悪質な印象操作」があると主張した。

 原口氏は「ある放送局がオバマさんが(鳩山氏を)酷い総理だったということを流した」と指摘。原口氏はオバマ氏の回顧録の原文を確認したとし、「原文みました、全然違いますね」と述べた。

 自身も鳩山内閣の閣僚だったとし、当時のオバマ氏と鳩山氏の関係を、直接英語でやりとりすることもできたとし、「首脳間は信頼で結ばれていた」とした。

 原口氏は、オバマ氏の記述は「10年間の不毛な政治の構図によって彼(鳩山氏)もいなくなってしまった」と記載していると主張し、テレビ局の報道を「悪質な印象操作。あからさまな嘘はやめたいほうがいい」「ああいう誤訳をすると、アメリカ側から抗議がくると思う」とした。

 原口氏はツイッターにも「鳩山由紀夫総理は、オバマ大統領とも良好な関係を築いておられました」「米元大統領の回顧録まで誤訳するとは、あり得ない事です」と投稿した。

 また鳩山氏もツイッターで「オバマ大統領の回顧録が出版されて私に対して痛烈な批判をしたと日本のメディアが伝えた」と指摘。原口氏から原文を送ってもらったとして「『不器用だが陽気な』との表現はあるが痛烈な批判はなかった。メディアはなぜ今でも私を叩くのか。政権への忖度か、記者会見のオープン化を迫ったからか」と記した。

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