大河内志保 新庄剛志氏と「離婚しても私は彼の味方」“半生記”19日発売
プロ野球・阪神、日本ハム、米大リーグで活躍した新庄剛志氏(48)の元妻で、モデルの大河内志保(49)が初の著書「人を輝かせる覚悟 『裏方』だけが知る、もう1つのストーリー」(光文社)を、きょう19日に発売する。21歳での新庄氏との出会いから、結婚、離婚後までを振り返る半生記。このほど、デイリースポーツなどの取材に応じた大河内は、出版の経緯を語ると共に、現役復帰を目指して来月7日に合同トライアウトに挑む元夫へエールを送った。
来年50歳になる大河内。人生の節目を迎えるにあたり、数年前から自伝の構想を練っていたというが、思わぬ形で元夫と“バッティング”した。昨年11月、新庄氏が現役復帰を目指すことを宣言。注目度が高まっていることで、「彼に迷惑をかけるんじゃないか」とためらいもあったが、「便乗ではなく、縁というかお互いのタイミングも合ったし、このまま出そうと思いました」と初の著作を書き上げた。
離婚後は会うことはなく、連絡を取ることもないが、同じ事務所に所属。スタッフが出版報告をすると、新庄氏からは「好きにやってね」と快諾を得た。本の帯も担当してもらい、「買ってあげて下さい!でもそんなに真剣に読まないでね!」と新庄節で推薦コメント。元夫の“協力”に大河内は「公認で、暴露本ではない証しにはなるかな」と苦笑いを浮かべた。
新庄氏が阪神でブレークした1992年に2人は出会い、交際をきっかけに大河内は芸能界を引退。新庄氏の食事管理のため、調理師免許も取得した。“虎のプリンスの恋人”として過ごした時間を、「私が彼を支える原動力は阪神ファンでした。熱い応援が町中にあふれていて、彼をファンの方が喜んでくれる人間にするのが、私の責任。普通の女の子の幸せは手に入らないと覚悟してました」と回想。海外FA移籍を発表直後の00年12月、2人は結婚した。
米大リーグ時代は二人三脚で挑めていたが、日ハム移籍後から「心の距離を感じるようになった」という。現役最終年となった06年のキャンプ中、新庄氏からメールで「別れる」と告げられ、07年12月に離婚。「後悔することは、もうちょっと話し合えれば良かったなと。(離婚前に)音信不通になってしまったので。メールで切り出したのは彼の弱さであり、直接言って傷つけない優しさ」。悲しい思い出も、赤裸々に振り返った。
憎しみの末の別れではないだけに、「離婚しても私は彼の味方。応援してる1人」と、新庄氏の新たなチャレンジも遠い場所から見守っている。「『コーチとかユニホームを着る仕事はイヤ』と話してましたが、やっぱり野球かと、そんなに驚きませんでした。身体能力は超人的でしたし。どこまで感覚を戻してるか分からないけど、余裕でプロ野球選手になれると思います。ゴールデングラブ賞を取るのは難しくても!!」。離婚から13年、再び輝く元夫の勇姿を思い描いている。
◇大河内志保(おおこうち・しほ)1971年10月31日生まれ。東京都出身。モデルとして芸能活動をスタートさせ、1990年に日本航空キャンペーンガール、92年にクラリオンガールに選出。新庄剛志氏との交際を機に芸能界を引退し、00年12月に結婚。07年12月の離婚後に復帰して、モデルやタレントとして活動。