杉村太蔵 医師会は「木を見て森見ずでは?」…奥仲医師、死者減は「医療の努力」
元衆院議員のタレント杉村太蔵が22日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演。新型コロナウイルス感染再拡大を受け、菅義偉首相がGoToキャンペーンの見直しを表明した件で、政府発表の数値を挙げながら「医師会の皆さんのお話を聞いていると、木を見て森を見ずの議論になってないか」と問うた。
太蔵は「GoToで救われた命もかなり多いんだろうと言うのが僕の考えです」とし、「旅行に行って旅先で感染した方、4千万人の利用者に対して176人だったと」と述べた。
「GoToトラベルそのものが政策的に悪かったというよりも、季節性であったり、気の緩みもあったかもしれませんし、もう一度感染対策をしっかりやりましょうというのが大事なんじゃないですかね」と提起した。
また、政府の発表数値で、昨年1-6月期との比較で、今年は死亡者が、「1万5000人少ない。特に肺炎は7000、インフルエンザは2000少ない」と数値を挙げ、「ちょっと医師会の皆さんのお話を聞いていると、木を見て森を見ずの議論になってないか」として、出演した医学博士の奥仲哲弥氏の見解を問うた。
これに奥仲氏は、「これは医療体制の経験。ある程度、治療方針が定まった。第1波のときになくなった命を、今なら救えるかもしれない。早期にアビガンを投与したり、経験が積まれてきた結果。抑えられてきたのは、医療関係者の努力だろうと思います」と述べた。