吉村知事、政府の「Go To」運用“責任転嫁”に「腹立ちます」
吉村洋文大阪府知事が29日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、国の観光支援事業「Go To トラベル」についての思いを明かした。
「Go To-」の運用見直しについて、22日に西村康稔経済再生担当大臣が「現場の状況を分かっている知事に、まずはしっかりと判断してもらいたい」などと発言していた。コメンテーターの橋下徹弁護士は「ここに来て、知事に責任を負わされるようなことを政府から言われて、腹立ちませんか」と質問。これに吉村知事は「腹は立ちますけども」と苦笑いで答えた。
吉村知事は「『Go To トラベル』は国の制度ですから、最終的に国がやるかどうかを判断してもらいたい」と前置き。続けて「知事の立場で、どう考えるの、というのをきちんと意思表示するのも大事だと思ってます」とした。
「Go To-」を止めれば観光業を中心に不利益が出ることも理解した上で「現場の知事として大阪は止めるべきか、止めざるべきかを考えた時に、感染が広がってる大阪市は止めるべきと判断しましたし、それを政府にも言いました」と考えを明言した。「今の状態でどうするかってことを考えた時に、意思表示はするべき。意思表示すれば物事は動きますから」と発言の理由を説明した。