羽野晶紀「舞台だけで食べていくのはなかなか厳しい」小劇場デビューを振り返る

最優秀作品賞のプレゼンターを務めた羽野晶紀
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 女優の羽野晶紀(52)が29日、大阪・中央区にあるクールジャパンパークTTホールで、関西演劇祭2020の表彰式に出席。自身が関西の劇場で舞台に初出演した時を振り返った。

 同芸術祭の実行委員長である羽野は、総合点が最も評価の高かった劇団作品に贈られる「最優秀作品賞」のプレゼンターとして大阪府を中心に活動する「劇団MAY」を表彰。「金さん(演出の金哲義氏)お一人、劇団の中でおじさんが混じっているのですが(笑)皆さんが若くて、金さんの率いるみんなのエネルギーがものすごかったんです」と評価した。

 さらに羽野は「自分の原点は舞台で始まって、しかも関西の小劇場出身」と自身の苦労を振り返った。「30何年前」に羽野が初舞台を経験した時はチケット代が約1000円、観客も50人程度の小規模な公演だったといい「はっきり言って、舞台だけで食べていけるのはなかなか厳しいところもあります」と回顧。今年の演劇祭ではNHKのプロデューサーが審査員を務めていること挙げ、抜てきのチャンスがあることを「うらやましい」と語った。

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