演歌歌手の小金沢昇司容疑者逮捕 酒気帯び運転で追突…番組差し替え
演歌歌手の小金沢昇司容疑者(62)が、酒を飲んで車を運転したとして、警視庁高井戸署に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕されていたことが29日、分かった。「間違いありません」と容疑を認めているという。
署によると、28日正午すぎ、東京都杉並区方南の環状7号線を走行中にトラックに追突。警察官が呼気を検査し、基準値を超えるアルコールが検出された。同乗者はおらず、トラックの運転手にけがはなかった。
現場は昼夜とも交通量が多い場所。事故を目撃した男性は「『ドン』とか大きな音はしてなかったので、軽く接触したのかも」と振り返った。所属事務所によると28日はオフだったといい「関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたこと、また世間をお騒がせいたしましたことにつきまして、深くお詫び申し上げます」と謝罪コメントを発表した。
小金沢容疑者は北島三郎の元付き人で、1988年に「おまえをさがして」でデビュー。92年にはCMで「歌手の小金沢くん」として話題を呼び、同年の新語・流行語大賞の大衆部門で銀賞を受賞。14年には北島音楽事務所からのれん分けの形で独立し、現在の事務所を設立していた。
この日午後9時開始の栃木放送のラジオ番組「小金沢くんの波乗り歌謡曲」は別番組に差し替えられ、公式サイトには放送休止のお知らせが掲載された。