お笑いコンビ・ラーメンズの小林賢太郎が芸能活動を引退することが、１日、分かった。所属事務所の公式ページで「小林賢太郎　芸能活動からの引退及び退所のお知らせ」と報告した。

　所属事務所によると、小林は１１月１６日付けで引退し、事務所を離れたという。昨年から「２０２０年末をもって、すべての表舞台から引退したい」と申し出があり、話し合いを重ねていた。事務所側は懸命に引き留めたが、小林の意思は固かった。

　今年夏の、自身が作・演出を手がける「カジャラ第５回公演『無関心の旅人』」が最後の舞台となる予定だったが、コロナ禍により中止。自身のプロデュース舞台「うるう」が最後の表舞台となった。

　小林はお笑いだけでなく、劇作家、演出家などとしても活動している。事務所は「今後、表舞台から引退しますが、執筆活動など裏方仕事で皆様と御一緒させて頂きますので、よろしくお願い申し上げます」としている。現在は俳優として活躍している片桐仁とのコンビ「ラーメンズ」としての公演が行えなくなってしまったことについては「ご希望に添えない事を深くお詫び申し上げます」と謝罪した。