文枝「起爆剤に」豪華メンバー集結の「大阪落語祭」初日でトリ
落語家・桂文枝(77)が1日、大阪松竹座で初日を迎えた「大阪落語祭」(31日まで)に出演。笑福亭鶴瓶(68)ら豪華メンバーが出演する中、口上で笑いを誘い、高座ではトリを務めた。
終演後は桂福団治(80)、桂米団治(61)とともに会見。コロナ禍で他業種同様に落語界も厳しい状況といいつつ、「大きな舞台を用意していただいてありがたい。これを起爆剤というか、これから始まって、この(落語祭の)1カ月で落語が盛り上がったらいい」とコメント。
アルバイトを強いられる弟子もいると明かしたが、「恥ずかしいことではなく、ネタを拾えるチャンス。やめたらアカン。どんなことがあっても歯を食いしばって落語を続けて欲しい」と言葉を送った。
自身の師匠である先代・桂文枝、笑福亭松鶴、桂米朝、桂春団治の『上方落語四天王』について口上に続いて触れ、「苦労して残していただいた落語を我々が途絶えさせてはいけない。次にバトンタッチするには頑張るしかない。きょうはたくさんのお客さんに来ていただいたが、こういう場所が増えたらいい」と危機感たっぷりに話した。