「鬼滅」炭治郎役・花江夏樹、顔を出すのは声優の認知度上げるため

 社会現象となっている人気アニメ「鬼滅の刃」で主人公・竈門炭治郎の声を担当した声優の花江夏樹(29)、が6日、フジテレビ系「ボクらの時代」に出演し、声優が表舞台に出ることへの思いを語った。

 この日は「鬼滅-」の声優が集結。炭治郎の妹で鬼となってしまった禰豆子役の鬼頭明里(26)、炭治郎と行動を共にする剣士・我妻善逸役の下野紘(しもの・ひろ=40)、嘴平(はしびら)伊之助役の松岡禎丞(よしつぐ=34)がトークを繰り広げた。

 音楽活動なども行っている下野から、声優がバラエティーなど別の仕事をすることについて尋ねられた花江は「難しいですね」と悩ましい部分であることを認めた。その上で「声優っていう職業をもっといろんな人に知ってほしい、一般的にしていきたいっていう思いもある。自分が好きなものをいろんな人に知ってもらうためにはその方法が一番いいってなってくると、やっぱり顔を出してお話した方が伝わりやすい」と考えを明かした。

 ただ、自身の中にある「オタク」の部分では「『ちょっと嫌だな。できれば(表に)出てほしくないな』って思っちゃう部分もある」とジレンマがあることを認めた。松岡が「正直、表に出たくない人間なんです」と告白すると、花江は「ただ、そこに出ることによって作品を好きな人が喜んでくれる。知らない人がそこから入ってくれるって考えると、出るって選択肢も出てくると思う」と力説。あえて顔を出すことが、作品のファン、そして作品の新規ファン獲得のために有効であることを強調した。

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