桂宮治 「手を抜かない落語家になりたい」…真打ち昇進披露会見
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来年2月に真打ちに昇進する落語家の桂宮治(44)が7日、都内で昇進披露会見に出席した。
落語芸術協会の落語家では、現会長の春風亭昇太(60)以来29年ぶりの抜てきでの真打ち昇進。30歳で化粧品のセールスマンから転身を決意し、08年に桂伸治(68)に入門した宮治は「これから真打ちになって恩返ししていきたい。師匠に教わった『その日の(寄席の)一番になれ』という努力だけは毎日やろうと思ってやってきた。それが今ここにいられる理由だと思うので、継続していくのが目標。お客さんに満足してもらえる、手を抜かない落語家になりたい」と抱負を語った。
昨年まで講談師・神田伯山(37)らと開催していた自主公演「成金」のメンバーも続々と真打ちに昇進。「ライバルであり仲間。抜きつ抜かれつ、いいライバル関係でいられる。幸せな時期に入れたなと思います」と、にこやかに話した。