TBS系「危険なビーナス」豪華過ぎる2億円セットに潜入 “君津”がご案内

 俳優の妻夫木聡(39)が主演するTBS系ドラマ「危険なビーナス」(日曜、後9・00)が佳境を迎えている。謎が謎を呼ぶストーリー展開で注目を集めるが、重厚なミステリーを支える影のMVPとも言えるのが豪華過ぎるセットだ。舞台となる名家のお屋敷には超高級家具がズラリと並び、総額はなんと2億円。13日の最終回を前に、デイリースポーツは「壊したら…」と思うと冷や汗が出る“危険な美~術”のセットに潜入。お屋敷の使用人・君津光役の結木滉星(25)に案内してもらった。

 名家・矢神一族の面々がずらりと並ぶ親族会議。「う~む、重厚…」と見入ってしまう恒例のシーンに説得力を与えているのが超豪華な美術セットだ。どこかの洋館を借りているように見えるが、すべてセットで総額2億円。通常の連ドラでは数百万~数千万が相場だけに破格といえる。

 靴を脱いでセットに入ると板張りの薄暗い廊下が続き、高級感に背筋が伸びる。取材日には長机が特徴のダイニングルームと当主・康治の寝室が組まれていた。

 ダイニングルームを案内してくれた結木は「このイスは一脚13万円で、あのバックボードが168万円で…」と、まるで家具商のようにお値段を説明。部屋で最も高額なペルシャ絨毯(じゅうたん)の前に立ち「これは1300万円です」と明かした。恐る恐る靴下のまま踏む。違いはよくわからなかったがフカフカだ。

 ちなみにすべての美術の中で最高額なのは、客間とリビングルームのペルシャ絨毯で、どちらも3600万円。演技しづらそう…。結木は「歩きづらくはなりましたね」と苦笑いしつつ「みなさん普通にお芝居されていますよ」と出演者たちの役者魂を証言した。

 美術の野中謙一郎氏によると、お屋敷は国内外50以上の洋館を調べてデザイン。写真集をかき集め、現地まで足を運んで研究したという。本格的な美術を導入した理由を聞くと「“~風”に見せることはできるけど、やっぱり本物には勝てないですから」。物語の結末とともに、名家を名家たらしめる“危険な美~術”にも注目だ。

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